トリブナとは

Conceptコンセプト

日本が誇る、匠の技術が実現した
「日本人のためのチェア」

そこに身を預けた瞬間に沸き上がる、歓喜にも似た、“特別な感覚”−。
それは、みずみずしい四季の中で古来より育まれてきた、日本特有の、豊かにして繊細な感覚です。
例えば畳。質感や温度など、ごく微細な肌感を通して
自然の移ろいを慈しむ心を、私たちは受け継いできました。

日本人であること。そんな生まれながらの感性を心から満足させることのできるモノとは、なんでしょう。
海外製品は、文化や体質すら異なる人々のために作られたモノ。
答えは、日本人による、日本人のためのモノづくりにありました。

他にはない、日本独自の感性をカタチに込めて。
トリブナだけの“特別な感覚”が、ここにあります。

Reliability匠の信頼性

椅子張り職人を50年以上やってきましたが、
その集大成がトリブナです。

愛知県名古屋市にアトリエを構える高橋秀介氏は、トリブナの開発に一から携わる日本屈指の椅子張り職人。トリブナの持つ究極の座り心地は、椅子づくりにおいて長い経験を積んだ高橋氏の手により誕生しました。ほかの家具ブランドにはない、オリジナル機能を多く搭載しているトリブナ。それが実現できた理由には、高橋氏の長年に渡る経験と、ちょっとユニークなキャリアにあります。

アトリエには革のストックがたくさん。
「実は私、家具だけではなく、数年前から車のシート開発にも関わらせていただいているんです。おもにトヨタやマツダのコンセプトカー用シートですね。各国で開催されるモーターショーで、発表されています」

なんと家具以外にも、現在はより快適なカードライブをサポートするためのシート開発に従事する高橋氏。海外でも、彼が開発に関わったコンセプトカーを、多くの人が目にしているのです。その世界に誇るべき技術が、しっかりとトリブナにも反映されています。

アトリエにあるたくさんの革のストック

“ハンモック構造”と呼ばれる、
車のシート構造をトリブナに応用しています。

従来のリクライニングチェアは、大きなバネとウレタンだけをぎっしり敷き詰めた分厚い構造をしていました。しかしトリブナの場合は、ハンモックの周りにウレタンを敷く構造にすることにより、従来のものより薄く、そして座ったときのホールド感をより体感できるように仕上げました」

つまりトリブナは、家具としての椅子づくりの要素と、車のシート開発の要素が融合した、新世代リクライニングチェアなのです。これは、至高の技術を持つ高橋氏だからこその偉業といえます。「15歳の頃から、椅子張りひとすじで今日まできました。当時から比べると今の家具は飽和状態が続いており、お客様に手にとってもらうには新しいアイデアが常に必要です。トリブナは、私の車シート開発の経験が織り込まれた、これまでにない最高の座り心地を実現しています。とにかく、座ってみてください。ほかとの差は歴然ですよ」

革を縫う職人の手元